【検証:真夏の猛暑日にスポットクーラー・冷風機でテントは冷えるのか】

こんにちは、今年の夏は猛暑日が続きました。
そんな真夏の猛暑日(35℃超えの日)に会社の駐車場に実際にテントを張って、
スポットクーラーでテント内を冷やすことが出来るのか検証をしてみました。

検証環境について

環境・使用品

【環境】

検証日:2020年8月26日(水)
検証時間:14時スタート
検証場所:群馬県前橋市 駐車場(アスファルト舗装)
テント:ワンタッチテント6.0m×3.0mを横幕で覆う

【使用品】

ワンタッチテント(サイズ6.0m×3.0m)
横幕 ・3.0m✕2枚 ・6.0m✕2枚

スポットクーラー

・<100V>スポットクーラー単相自動首振り(排熱ダクト付)【ひんやり君】✕2台
・延長排熱ダクト(伸縮3mまで)使用

冷風機

・気化式大型冷風扇(機):50L【すずかぜ君】

猛暑日のテント

午前中に駐車場にテントを設営し気温が1番高くなる14時~検証スタート。
検証場所の群馬県前橋市は、8月に入ってからの35℃以上の猛暑日は検証日の8月26日までに14日ありました。

本日の予想最高気温は34.5℃でしたが、実際に外気温を計ってみると36.4℃でした。
日差しが強いのでどんどん気温も上がりそうです。

テントの真ん中にテーブルを置いて温度計を設置、10分ごとにテント内の温度を計測をし、
スポットクーラーだけでテント内全体の温度がどのくらい下がるのか検証します。

テント内の温度を計ってみると46.9℃でした。
テント内に入っただけで一気に汗が流れてきます。
サウナに入った時のような猛烈な暑さです。

※日差しの強い中で駐車場のアスファルト舗装の上での検証となりますので、
グラウンドの土の上や芝生の上ではここまではテント内の温度は上がらないと思います。

スポットクーラー稼働してみた

設置のポイント

温度の上がったテントの中にスポットクーラーを1台設置して検証開始します。
設置するときに考えなければいけない重要なポイントが2つあります。

1つ目は電源の確保です。

業務用のスポットクーラーは通常の家庭用コンセントで使用できる100Vのタイプと工事が必要な三相200Vのタイプがありますので、
購入・レンタルの前にはスポットクーラーの電源のタイプも確認が必要です。
今回は家庭用のコンセントで使用できる100Vタイプを使用しました。

屋内でも屋外でも利用の際は電源の差込口はどこなのか?
延長コードが必要なのかも含めて事前に確認をする必要があります。
今回は、会社の駐車場にテントを張りましたので、
社屋の外用コンセントに延長コードを準備してすぐに使う事が出来ました。

屋外での使用で近くに建物も無く、電源の確保が必要な場合には発電機などを用意する必要があります。
発電機はガソリンを使用するタイプ・ガスを使用するタイプなどもあり出力も様々です。
使用するスポットクーラーの消費電力はどれくらいなのか、
1日に何時間利用するのかなど事前に確認し準備が必要になります。

電源の確保が決まったら次の2つ目のポイント
排熱の処理はどうするのかです。

スポットクーラーはエアコンと同じ仕組みで、
熱交換機がついており本体に熱い空気を取り込んで冷たい風を出してくれます。
エアコンと違う点は室内機と室外機が一体になっているところです。
室外機が無いのでいらない熱は機械の排熱ダクトから排出されます。

開放空間で利用する場合はあまり考えなくても良いのですが、
今回のように締め切った空間で利用する場合は、
冷たい風が出てくると同時に排熱の熱い空気が出てきて部屋の温度も上がってしまいますので、
排熱をどうしたらよいかも先に考えておく必要があります。

排熱問題を解決するには、排熱を外に出す事が出来る延長排熱ダクトを準備すると、
熱い排熱はテントの外に出す事ができます。

他にも本体自体をテントの外に出して、
延長冷風ダクトを使用し冷風のみテントの中に入れる方法でも良いと思うのですが、
炎天下の日差しのあたる場所に本体を出すと機械の温度が上がりすぎて機械に影響が出る可能性が考えられますので、
今回は機械をテントの中に入れ延長排熱ダクトを使用しました。

準備が整いましたので、実際にスイッチを入れてテント全体の温度が下がるのか検証をスタートします。

1台でどのくらい冷えるのか

温度の上がったテントの中にスポットクーラーを1台設置して検証開始します。
テントの中の温度は最初に書いたように46.9℃です。
スイッチを入れるとすぐに冷風口からは冷たい風が出てきます。

どこまでテントの中が冷えて行くのか楽しみになります。
10分ごとにテント内の温度を計って記録をしていきたいと思います。

稼働10分後テント内の温度は44.8℃まで下がりました。
まだまだ暑いです。

稼働20分後テント内の温度は43.7℃です。なかなか冷えてきません。
稼働30分後テント内の温度は40.6℃でした。

検証開始時の温度から6.3℃下がりましたが、6m✕3mの大きなテントを使用していますので、
1台でテント全体の温度を下げるのはなかなか難しいのがわかりました。
これ以上続けても変わらないと思い、1台での検証はここまでにしました。

2台目を設置してみた

スポットクーラー1台だけでは、なかなかテント内全体の温度は下がりませんでした。
今回は大型のテントを使用していますので、もう1台稼働させてみて
どこまでテント内の温度を下げることが出来るのか検証をしてみます。

2台目を稼働した時の外気温は37.3℃で開始時の外気温よりも気温は上昇しています。

1台目の検証終了後に引き続き2台目をテント内に入れて検証開始します。
開始時のテント内の温度は40.6℃です。

稼働10分後テント内の温度は39.7℃まで下がりました。
稼働20分後テント内の温度は39.7℃です。10分前と変わらない温度でした。

稼働30分後テント内の温度は37.9℃でしたので、
2台目稼働開始時よりマイナス2.7℃はテント内の温度が下がりました。

1台目のスポットクーラー稼働時は、テント内の温度は46.9℃でしたので
2台目稼働の最終確認では
9℃温度は下がりました。

最初のテント内の温度が高かったので最終的には9℃テント内全体の温度は下がりましたが、
エアコンを使用しているような使用感はありませんでした。

吹出口からの距離と温度

テントを横幕で覆いスポットクーラーでテント内全体を冷やすことが出来るのか。
実際に検証をしてみると温度は下がったものの、
室内をエアコンで冷やしているような涼しさは感じられませんでした。

スポットクーラーは冷やしたい場所や人を直接冷風で冷やすことが出来る。
そんな特性のある機械です。

テント内全体を冷やすことが難しくても温度が上がったテント内で、
冷たい風は出ているのか、吹出口からの冷風が当たっている場所の温度は何度なのか。
どのくらいの距離まで風は届いて冷たいのか。
気になる点を検証してみました。

まずは冷風の吹き出し口の温度を測定します。
26.7℃とテント内の全体の温度より10℃以上低い温度が表示されています。
手をかざすと吹出口から冷たい風が出ているのが確認できました。

次は吹き出し口から0.5mの場所の温度を確認すると30.8℃です。
吹き出し口近くよりは温度は上がりますが、体感としては涼しさを感じることが出来ます。

次は1m離れた場所で温度を確認すると32.6℃です。
距離が離れるとやはり温度は上がっていきますがまだまだ涼しさを感じます。

実際に体感として冷たい風はどこまで届いているのか、
手をかざして冷風を感じる距離を計ると2mが限界だなと感じましたので、
スポットクーラーの吹出口から2mの温度を計ってみました。
34.8℃ここが冷風を感じるギリギリの場所でした。

2台スポットクーラーを稼働させても
テント内全体の温度は37.9℃までしか下がりませんでした。
今回テントの中心部に温度計を設置しましたので、
スポットクーラー吹出口から2mの場所までしか冷風が当たらない事を考えると、
6m幅のテントの中心部テントの端から3mに設置した温度計まで
風は届いて居なかった事がわかります。

スポットクーラーを2台設置をしても、
テントの端と端に1台ずつ設置したスポットクーラーから中心部まで冷風が届かないので、
全体の温度は
2mの距離の温度より高い温度が出たのでしょう。
もっと小型のテントであれば効率よく全体を冷やすことが出来るかもしれません。

今回は冷風が当たっている場所(2m)までは、
過酷な真夏のテント内でもきちんと冷たい風が届く事がわかりました。

冷風機でも検証してみた

設置のポイント

スポットクーラーでは、やはりテント内全体の温度を下げることが難しい事がわかりましたので、
スポットクーラーと比較されることの多い冷風機を使用して、
テント内全体の温度を下げることが出来るのか続けて検証をしてみました。

今回は弊社で人気の気化式大型冷風扇(機):40㎡【すずかぜ君】を使用します。

テントの外の気温を確認するとスポットクーラー検証時よりも温度が上がり、
37.9℃になっていました。

スポットクーラーを停止するとテント内の温度はすぐに上昇し40.0℃になりました。

冷風機は本体のタンクに水を入れて利用します。
今回使用する冷風機は50Lの水が入る大容量タンクです。

スポットクーラーよりサイズは少し大きいのですが、
重さは半分くらいでスポットクーラーと同じようにキャスターがついていますので、
水道までコロコロと移動する時はすごく軽く感じました。
水道の近くまで持っていきホースで水を注いで準備をしてから電源を入れます。

テントを四方幕で覆った状態で冷風機を稼働させると、
あっという間にテント内の湿度が上がり蒸し暑く感じたので、
3.0mの横幕を1枚外して検証をしました。

冷風機はエアコンとは違い、水が蒸発する時の気化熱を利用して涼風を吹出します。
水が気化するときに必要な熱で空気中の温度を5~8度ほど下げる効果が見込めますが、
水分を含んだ冷風が出ますので、密閉した空間での利用は湿度が上がるので推奨されていません。

どのくらい冷えるのか

スポットクーラーと検証環境(横幕を1枚外した状態)は変わってしまいますが、
冷風機でどのくらいテント内を冷やすことが出来るのか検証します。

スイッチを入れるとパワフルな風が吹出口から出てきました。
今回使用する冷風機【すずかぜ君】は使用範囲目安が20㎡~40㎡となっています。
今回使用しているテント内の広さは18㎡となっていますのでメーカー記載の使用範囲内です。

稼働10分後テントの中は36.0℃です。
スイッチを入れる前のテント内の温度は40.0℃でしたので、10分で4℃テント内の温度が下がりました。
オートスイング機能がついているので、オートスイングスイッチを入れると広範囲で涼しい風を感じることが出来ます。

その後、20分後と30分後も温度を計測しましたが、20分後は35.4℃
30分後は35.2℃とさほど変わらない温度でしたが、約5℃下がった状態をキープしていました。

吹出口の温度も計測してみましたが、28.9℃と思ったよりも冷たい風が出ていまいた。
吹出口からの風の届く距離はスポットクーラーと違い、テントの端まで風を感じることが出来ていました。

結論

今回は「真夏の猛暑日にスポットクーラーでテントは冷えるのか」を検証しました。
結論としては「テント内を冷やすことは出来るが、クーラー程の冷たさで冷やすことは出来ない。
スポットクーラーの本来の目的である、決まった人や場所を冷やす目的であれば猛暑日のテントの中でも活用出来る。」です。

今回の検証環境では2m以内の距離であれば冷風を感じられますので、
その範囲内の対象者や物を冷やす使い方をする場合は活躍してくれると思います。

エアコンが使えない場所では、スポットクーラーか冷風機のどちらを使用したら良いのかを悩む場合もありますので、
今回は冷風機の検証も行いました。

テントを四方幕で覆って利用する場合は湿度が上がるので無理ですが、
1箇所幕を外して利用することが出来るのならば、
スポットクーラーでは無く冷風機を使用すると1台でテント内全体の温度を下げることが出来るのでおすすめです。

温暖化で毎年毎年、夏になると猛暑日が増えています。
今までは諦めていた場所でも熱中症対策として、
スポットクーラーや冷風機を上手に活用したいですね。
季節の商品ですので今回使用した大型の業務用スポットクーラーや冷風機は保管場所などを考えると購入よりレンタルがお得です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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